高等研究院

先端科学高等研究院

先端科学高等研究院(Institute of Advanced Sciences、通称「IAS」)

先端科学高等研究院は学内の世界水準の科学研究を行う分野を戦略的に集約し、研究に特化した組織として設置されています。量子情報研究センター、先進化学エネルギー研究センターの2つのセンターのほか、情報?物理セキュリティ研究ユニット、バイオアッセイ研究ユニット、超省電力マグノニックデバイス研究ユニット、電気エネルギー変換研究ユニットの4つの研究ユニットを形成し、卓越性の強化を図り、世界水準の国際研究拠点となることで本学の研究力の一層の向上を目指しています。

先端科学高等研究院量子情報研究センター

量子情報社会の到来に向け、量子コンピュータ、量子暗号通信、量子センシングなどの量子技術関連分野を融合した新たな分野の創生等、量子技術関連分野を融合した先端的な研究を通じ、大規模な量子コンピュータネットワークあるいはグローバルな量子インターネットの構築を目指す実践研究を推進する世界的研究拠点として設置しました。

先端科学高等研究院先進化学エネルギー研究センター

21世紀を代表する問題に「エネルギー環境問題」があり、これまで大量に使い続けてきた化石燃料の継続使用に警鐘が鳴らされています。そこで、再生可能エネルギーも含めたエネルギーの有効利用を図り、化石燃料に依存した社会から脱却した「脱炭素社会」の構築に貢献し、持続可能社会を実現することを最終目的とし、本学の強みである電気化学を基軸とした化学エネルギー関連の新たな研究拠点として設置しました。

総合学術高等研究院(Institute for Multidisciplinary Sciences、通称「IMS」)

総合学術高等研究院は学内の分野横断型の世界水準の総合学術研究を戦略的に集約し、研究に特化した組織として設置されています。リスク共生社会創造センター、台風科学技術研究センター、豊穣な社会研究センター、次世代ヘルステクノロジー研究センターの4つのセンターのほか、共創革新ダイナミクス研究ユニット、生物圏研究ユニット、革新と共創のための人工知能研究ユニットの3つの研究ユニットを形成し、多様性の強化を図り、世界水準の国際研究拠点となることで本学の研究力の一層の向上を目指しています。

総合学術高等研究院リスク共生社会創造センター

リスク共生の理念を実現する社会を構築するために総合学術高等研究院並びに先端科学高等研究院をはじめとする本学の最先端の研究成果等を社会に実装する研究?活動を行い、社会としての「リスクの共生のあり方」「最適な調和のある受容のあり方」を模索しながら安全安心の実現と活力のある社会の創造を目指しています。

総合学術高等研究院台風科学技術研究センター

「台風災害リスクの低減による安全で活き活きとした持続的な社会構築への貢献、台風エネルギーの活用による脱炭素社会実現への貢献」を目的として設置しました。本センターでは、日本全国の台風研究者と、電気化学?船舶工学?法学?経済経営学という本学の特色ある分野の研究者が目標を共有するとともに、他の先進技術研究センターやユニットとも連携を図りながら、新たな台風に関する学術領域開拓と新技術の社会実装を加速する研究拠点とします。世界に先駆けた独自性の高いテーマにフォーカスした台風研究の推進により、日本初の台風専門機関として台風研究を牽引します。

総合学術高等研究院豊穣な社会研究センター

本センターは真の豊かさとは何か、持続可能な社会は構築できるのかといった問いに対し、すべての人が与えられた資質と能力を活かし、生き生きと生活し、将来世代のために夢と希望を抱いて耕し続ける豊かで稔りある社会を目指して、総合学術的かつ実践的な研究?教育を展開する研究センターとして2023年4月に設置しました。センター内には主たる研究テーマに分けた3つの研究所(「元気なインフラ研究所」、「もしも×可視化研究所」、「つながり方研究所」)とそれらを束ね全学的に教育?研究活動を展開する防災?減災アカデミーが置かれています。

総合学術高等研究院次世代ヘルステクノロジー研究センター

健康?医療?福祉に係る多様な分野を融合した学際的研究と革新技術の社会実装を加速する研究拠点として、地域連携?産学公連携?医工連携を組織的かつ有機的に実行し、超高齢社会における持続的な経済発展や国民のQoL向上に貢献することを目的とし、2023年4月に設置しました。センター内には主たる研究テーマに分けた5つのラボ(「革新的医療デバイス創製ラボ」、「ヘルスケアMaaSラボ」、「医療データ科学ラボ」、「フェムテック/アシスティブテック研究ラボ」、「ヘルスイノベーションエコシステム共創ラボ」)が置かれています。

総合学術高等研究院半導体?量子集積エレクトロニクス研究センター

本センターは半導体?量子集積エレクトロニクスに関する学術の研究と新技術の社会実装を加速する研究拠点として、半導体「後工程」の研究力を強化し、我が国の半導体産業のサステナビリティの確立に寄与することを目的として2024年4月に設置しました。国内外の研究機関や半導体関連企業との連携により研究力の強化を図り、最先端の研究の実践を通じた大学院生の教育や社会人向けにリスキリングを実施し、半導体「後工程」分野における優れた研究人材の育成と社会におけるイノベーションの創出に貢献します。

(担当:研究?学術情報部研究推進課)


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