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- 学士課程教育の方針「YNU initiative」
- 教育課程編成?実施の方針(カリキュラム?ポリシー)
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都市科学部/環境リスク共生学科
都市科学部環境リスク共生学科の教育システムとカリキュラム基本構造
教育課程の編成方針
都市科学部環境リスク共生学科の教育課程は、学部教育科目および全学教育科目により適切な授業科目の区分を定めて体系的に編成するものとする。
各授業科目は、必修科目、選択必修科目、選択科目および自由科目に分け、これを各年次に配当して編成するものとする。
学部教育科目は、学部共通(基幹知)科目、専門基礎科目、専門科目、及び卒業研究から編成する。
学部共通(基幹知)科目は、都市科学の基礎(必修)、グローバル?ローカル関連科目(選択必修)、リスク共生関連科目(選択必修)、イノベーション関連科目(選択必修)から編成する。
環境リスク共生学科(教育課程の編成方法)
- 専門基礎科目は、環境リスク共生ワークショップ、自然環境リスク共生概論A, B、社会環境リスク共生概論 A, 、など34科目から構成
- 専門科目は、環境リスクコア科目(25科目)、自然系コア科目(33科目)、社会系コア科目(17科目)から構成
1?2年次
- 学部共通(基幹知)科目は、グローバル?ローカル関連科目2科目以上、リスク共生関連科目2科目以上、イノベーション関連科目2科目以上と、都市科学の基礎3科目4単位以上(選択必修)を履修
- 専門基礎科目は、自然環境リスク共生概論A、自然環境リスク共生概論B、社会環境リスク共生概論 A、リスク共生社会基礎論(必修)、解析学I、環境を扱う実務とキャリアプランニング II、基礎化学、線形代数学 Iなどから履修
- 専門科目は、地球システム論 I、海洋システム論 I、環境汚染の科学 I、環境法 Iなど7科目(必修)、環境リスク共生演習A、生命論の哲学 I、組織マネジメントとリスク Iなどから履修
- YGEP-N2プログラムは、1年次に日本語科目と日本事情科目を中心に学び、2年次から専門基礎科目や専門科目を学ぶ。
3?4年次
- 学科専門科目は、環境リスクコア科目から3科目(必修)、環境リスクコア科目から4科目、自然系コア科目から8科目、社会系コア科目から5科目(選択必修)を履修
- 卒業研究は、卒業研究A、卒業研究Bを履修
1~4年次
- 全学教育科目の英語演習、初修外国語演習、高度全学教育指定科目(グローバル教育科目、イノベーション教育科目)の3?4年次履修
- 在学期間中に国内外インターンシップや短期留学を強く奨励
都市科学部環境リスク共生学科の教育課程プログラム運営と成績評価基準
教育課程の実施方針
都市科学部環境リスク共生学科の教育課程は、国際通用性のある質保証された学士課程教育を実現するとともに、教育課程の編成方針に従い、次の取組を実施するものとする。
- 自然環境?社会環境に跨がる人間と自然の環境システムに関する基礎を学ぶ。
- 上記の基礎理解のもと、複合化する現代のリスクのメカニズムと分析手法、マネジメントを学び、リスクと上手に付き合う「リスク共生」のアプローチを学ぶ。
- リスクの基礎理論となる原理や概念史、リスクの多面性?連続性などに関する基礎を学ぶ。
- リスク発生のメカニズムを理解するため、社会学?経済学?化学?地学?工学等におけるリスク関連科学や、GISや計量経済学、社会調査法、フィールド演習などのリスク分析の基礎となる一般的分析スキルの習得に取り組む。
- その上で、リスク共生に向けた政策やマネジメントに関する実践的学習などの取り組みと人文社会科学系の科目の履修により、学際的な知を身につける。
成績評価基準
都市科学部環境リスク共生学科の成績評価は、「授業設計と成績評価ガイドライン」による全学統一の成績評価基準に基づき、WEBシラバス(Syllabus)に記載した成績評価の方法により総合判定し、成績グレード(評語)を「秀?優?良?可?不可」の5段階で表し、それぞれの授業科目の成績評価に対してGP(Grade Point)を与えるものとする。ただし、5段階の成績グレード(評語)で表し難い授業科目は「合格?不合格」で表し、GP(Grade Point)を与えないものとする。
成績評価の基準には、学修成果に係る評価指標として「授業別ルーブリック」を作成し、学生が学修する内容と学生が到達するレベルをマトリックス形式で明示するものとする。
- 履修目標は、授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標とし、より高度な内容は主体的な学修で身に付けることが必要であり、履修目標を超えると成績評価「秀」となる目標
- 到達目標は、授業を履修する学生が最低限身に付ける内容を示す目標とし、到達目標を達成すると成績評価「可」となる目標であり、さらなる学修を必要とするレベルを示す
都市科学部環境リスク共生学科における入学から卒業までの学修指導の方針
学修指導の方針
都市科学部環境リスク共生学科の学修指導は、学生の多様なニーズや学修支援の効果等を踏まえて適切に実施するとともに、次の取組を実施するものとする。
1年次
- 全学教育科目、学部教育科目等の初年次教育?導入教育の履修指導
- 人間と自然の複合的な環境システムとリスクに関する基礎的理解に関する履修指導
- 2年次以降における各専門分野の教育?研究に向けた専門基礎科目の履修指導
- 成績不良学生への個別指導
2年~3年次
- リスクの定義や発生メカニズム、管理?マネジメントに関する基礎理論科目(社会リスク学、組織マネジメントとリスク、都市環境リスク共生論、環境汚染の科学など)の履修指導
- リスク分析のための一般共通スキルを養う科目(GISによる地域解析概論、リスク分析のための情報処理、社会調査法、計量経済学、化学実験)、自然環境?社会環境の各環境領域における諸リスクの発生メカニズムに関する科目(地球システム論、海洋システム論、環境法、都市リスクの空間分析とマネジメント、環境?エネルギーシステム論、都市環境浄化工学、高齢社会とリスク、都市?地域経済学)の履修指導
- 2年次秋学期?3年次春学期前期までの間に、計3回の研究室体験演習科目の履修を指導
- 3年次春学期後期における研究室選択の指導
- 成績不良学生への個別指導
3?4年次
- リスクのマネジメントや政策論に関する科目(リスクマネジメント、合意形成とリスク、生態リスク学入門)の履修指導
- 行政?企業?NPO?住民等の地域主体との連携を通じた地域実習科目(地域連携と都市再生A?B)の履修指導とリスク共生に向けた実践力の養成
- 3年次秋学期以降、各専門領域の研究室への所属指導
- リスクの諸原理に関する知識と実践力の素養を引き出しながら、発展的に専門研究(課題演習、卒業研究)に取り組む姿勢を高める
- 3年次秋学期以降、自然環境?社会環境に跨る多面的で複合的なリスク論を総合し、発展的理解を創出する機会として、各教員が専門研究を持ち合い議論する、教員?学生参加型のオムニバス科目「環境リスク共生ワークショップ」の履修指導
4年次
- 卒業研究において、以下のような能力を身につけ、かつ卒業要件を満たした学生の卒業を認定する。
- 自然環境?社会環境のリスクに関わる基本原理を理解する能力を身に付けている。
- 諸リスクを管理?マネジメントしながら、豊かな人間生活と持続可能な自然環境を実現する「リスク共生」アプローチに関する知識と実践力を習得している。
- 異分野との横断的な連携、社会と対話ができる素養を持ちながら、環境リスクや災害リスクについて理解する能力を身につけ、それらに適切に対処できる実践力を身に付けている。
授業科目履修と履修登録上限(CAP制)
履修登録できる単位数の上限は,一部の指定科目を除き半期ごとに1年次24単位,2年次以降20単位とする。ただし成績優秀者(1年以上在学し履修登録の前学期のGPAが2.5以上)は 26単位に緩和する。
(担当:学務?国際戦略部 教育企画課)