オウルオンラインコラボレーション2022実施報告
昨年に引き続き、YNUヨーロッパブランチオフィスは、提携校であるオウル大学と共に、Oulu Online Collaboration 22を2022年3月14日?18日にわたって開催しました。Oulu Online Collaboration 22はブランチオフィスのあるフィンランドの文化、教育、社会への知識を深めるとともに、異文化コミュニケーション能力の向上を目的とした短期オンライン留学プログラムです。YNUからは教育、経済、都市科学など様々な学部、学府から23人の学生が参加し、素晴らしい学際的な学びの機会となりました。
初日は、プログラムのメインテーマであるフィンランド教育の概要と教員養成の紹介から始まりました。二日目は、教育における平等と公正、グローバル化の教育への影響について取り上げ、フィンランドと日本、それぞれの国の教育で大切にしている価値観について考えました。
このプログラムではフィンランドについてだけでなく、参加者が自国や自身について理解を深めることを目標としました。フィンランドとの比較から自分たちの文化的背景を振り返り、考える機会が多くありました。例えば、日本の教育制度や学校の良さや、学生自身の学校での経験をグループのメンバーと共有しました。プログラム終盤では二人の博士課程の講師を迎え、新たな学校のかたちや学びへのアプローチについて考えました。Mehmed Oeztuerk氏(オウル大学)は民主主義教育について、Will Lafleur氏は学びにおける五感の役割についてお話してくださいました。プログラムの最後には、”Reimagine education”というテーマのエッセイ課題に取り組み、理想の教育や学校のかたちについて考えました。フィンランドの教育との比較やゲストによる講義を通して教育を多様な視点から見つめ、既存のかたちに捉われない教育を考える機会となったことを願います。
さらに、Seija Jalagin准教授と伊集守直教授(Y N U)には国の財政と民主主義の成熟度の関係、政治参加における教育の役割についてそれぞれご講義いただきました。また、世界幸福度レポートについても取り上げ、フィンランドの社会保障制度、歴史、働き方、行政組織の質、信頼の文化などについて学びました。授業の最後には「国民の幸福度を上げるために、あなたの国が出来ることは何か。」というテーマについてグループで意見を出し合いました。教育の領域を超えた話題も議論したことでフィンランドの教育が置かれた背景を知り、フィンランドの教育を包括的に見ることで参加者の教育への視点がさらに広がったことを期待します。
教育の知識だけでなく、異文化コミュニケーションも今回のプログラムの重要な要素として取り上げました。オウル大学、ヨウツェノ学院、アラヤルヴィ高校の三校と合同授業を行い、フィンランドとの日本の文化の違いや共通点、学校生活や多文化教育についてそれぞれの国での経験を交えながら意見交換をしました。交流に協力してくださった現地の学校教員からは、「YNUの学生が英語と日本語を使って、臨機応変に対応してくれたおかげで、普段はシャイな学生たちが積極的に会話に参加できた。」と前向きな感想をいただきました。このような貴重な機会をくださった先生方に感謝いたします。また、フィンランド人の学生だけでなく、専門分野や学年を超えた参加者同士の交流は、異文化コミュニケーションの素晴らしい機会となりました。参加学生からも、「普段関わることのない学部の人に出会えて良い刺激になった。」「先輩方から留学のアドバイスがもらえてよかった。」などの声が寄せられました。
このプログラムではフィンランドについてだけでなく、参加者が自国や自身について理解を深めることを目標としました。フィンランドとの比較から自分たちの文化的背景を振り返り、考える機会が多くありました。例えば、日本の教育制度や学校の良さや、学生自身の学校での経験をグループのメンバーと共有しました。プログラム終盤では二人の博士課程の講師を迎え、新たな学校のかたちや学びへのアプローチについて考えました。Mehmed Oeztuerk氏(オウル大学)は民主主義教育について、Will Lafleur氏は学びにおける五感の役割についてお話してくださいました。プログラムの最後には、”Reimagine education”というテーマのエッセイ課題に取り組み、理想の教育や学校のかたちについて考えました。フィンランドの教育との比較やゲストによる講義を通して教育を多様な視点から見つめ、既存のかたちに捉われない教育を考える機会となったことを願います。
さらに、Seija Jalagin准教授と伊集守直教授(Y N U)には国の財政と民主主義の成熟度の関係、政治参加における教育の役割についてそれぞれご講義いただきました。また、世界幸福度レポートについても取り上げ、フィンランドの社会保障制度、歴史、働き方、行政組織の質、信頼の文化などについて学びました。授業の最後には「国民の幸福度を上げるために、あなたの国が出来ることは何か。」というテーマについてグループで意見を出し合いました。教育の領域を超えた話題も議論したことでフィンランドの教育が置かれた背景を知り、フィンランドの教育を包括的に見ることで参加者の教育への視点がさらに広がったことを期待します。
教育の知識だけでなく、異文化コミュニケーションも今回のプログラムの重要な要素として取り上げました。オウル大学、ヨウツェノ学院、アラヤルヴィ高校の三校と合同授業を行い、フィンランドとの日本の文化の違いや共通点、学校生活や多文化教育についてそれぞれの国での経験を交えながら意見交換をしました。交流に協力してくださった現地の学校教員からは、「YNUの学生が英語と日本語を使って、臨機応変に対応してくれたおかげで、普段はシャイな学生たちが積極的に会話に参加できた。」と前向きな感想をいただきました。このような貴重な機会をくださった先生方に感謝いたします。また、フィンランド人の学生だけでなく、専門分野や学年を超えた参加者同士の交流は、異文化コミュニケーションの素晴らしい機会となりました。参加学生からも、「普段関わることのない学部の人に出会えて良い刺激になった。」「先輩方から留学のアドバイスがもらえてよかった。」などの声が寄せられました。
プログラム終了後の参加者によるフィードバックによると、多くの参加者が現地の学生やY N U生との交流を楽しみ、充実した時間を過ごすことができたようです。また、「英語での講義やディスカッションは決して楽なものではなかったが、学びの多いプログラムだった。」との感想もありました。今回の経験をもとに、ヨーロッパブランチオフィスはプログラム終了後も継続的に異文化学習の機会を設けていきたいと考えており、オンライン英語学習コミュニティ、YNUx Oulu English learning communityを近々始める予定です。教育、SDGs、グローバル問題など参加者の興味に合わせて、多岐にわたるトピックを扱うつもりです。興味のある方は、下記の連絡先までご連絡ください。皆さまにお会いできるのを楽しみにしています。
連絡先:ynu-oulu-staff☆ynu.ac.jp(☆を@に変える)
(担当:国際戦略推進機構)